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CBDの効果とは?副作用や健康への安全性も解説!

CBDの効果

CBDが美容や健康にいいと聞くけど、
「結局どんな効果があるの?」
「副作用はない?」
「本当に安全?」
と気になっている方が多いのではないでしょうか?

CBDは、ストレス緩和や不眠改善だけでなく、病気の治療にも使える薬理作用があります。副作用がまったくないとは言えませんが、適切に使用すれば安全性の高い成分です。

こちらの記事では、CBDの効果や副作用、安全な使用法などについて解説します。CBDを正しく生活に取り入れ、美容や健康促進に役立てましょう。

CBDとマリファナとの違いとは?

美容オイルやコスメに使われるCBDと、喫煙による逮捕報道が見られるマリファナは、どちらも大麻草からつくられています。

そのため、CBD製品に対しても否定的なイメージを持つ人がちらほら。しかし、CBDに違法性はなく、正しく使えば美容・健康に大きなメリットがあります。

それでは、CBDとマリファナの違いはどこにあるのでしょうか?

簡単に言うと、CBD製品と嗜好用のマリファナは、含まれる成分が異なります。大麻草から抽出される主な成分は、CBDとTHCの2種類。嗜好用のマリファナには、法律で規制されているTHCが入っています。

それでは、CBDとTHCの違いを詳しく見ていきましょう。

大麻草の成分1:CBD

CBD(Cannabidiol:カンナビジオール)とは、大麻草に含まれる生理活性物質(カンナビノイド)の1つ。

CBDには、鎮静作用や抗酸化作用、抗炎症作用などが認められています。美容や健康目的のサプリメントやコスメに活用される成分です。

嗜好用マリファナのような気分のハイにする精神作用はありません。

大麻草の成分2:THC

THC(Tetrahydrocannabinol:テトラヒドロカンナビノール)もCBDと同様、大麻草のカンナビノイドの1種です。

ところが、多幸感を覚えたり、気分を高揚させたりする精神作用がある点でCBDと異なります。嗜好用のマリファナに3~25%含有。日本では、大麻取締法により規制対象の成分です。

CBD製品とマリファナの違い

嗜好用のマリファナには、大麻取締法で規制対象のTHCが入っています。そのため、国内での所持・譲渡は違法です。

一方で、日本で販売されているCBDオイルやCBDバームといったCBD製品にTHCは含まれません。原料はTHCと同じ大麻草ですが、CBD製品は合法的に使用できます。

CBDの薬理作用

CBDは、サプリメントや化粧品など、さまざまな美容・健康製品の原料となっています。

CBDには下記のような効果があると言われています。

他にも、いろいろな病気の治療に役立つという研究結果が出ています。

日本では、医療大麻は認められていないため、処方薬としては使用できません。しかし、ストレス緩和や病気の改善などのためにCBDを活用する人は、年々増加しています。

それでは、CBDには具体的にどのような作用が認められているのでしょうか?

文献に挙げられている作用はたくさんありますが、今回は大きく4項目に分けて紹介します。

鎮静作用

CBDには鎮静作用があります。

服用すると筋肉がゆるみ、体がゆったりと落ち着いた状態になることから、

などに用いられます。

睡眠の質を上げたり、不安やイライラを鎮めたりしたいときに有効です。

抗炎症作用・鎮痛作用

CBDは、抗炎症作用や鎮痛作用が認められています。

炎症や痛みを抑えるため、下記のような皮膚や身体の症状に効果が期待できます。

【皮膚の悩み】

【身体の痛み】

抗不安作用・神経保護作用

CBDは抗不安作用があり、下記のような不安障害に対する有用性が示されています。

また、CBDの精神保護作用は、アルツハイマー病の治療に効果があるという報告があります。

CBDは、精神疾患や脳疾患にも効果が期待できます。

抗がん作用・抗てんかん作用

研究によると、CBDにはがん細胞の増殖を抑える作用や、がん細胞の転移を抑える作用などがあります。さらにCBDは、てんかんを引き起こす脳神経の異常信号を防ぐ働きがあると報告されています。

世界各国で病気の治療目的のCBD研究が進むと同時に、国内でのカンナビジオール医薬品の承認を求める声が高まっています。

CBDの作用メカニズム

CBDには、美容や健康に役立つさまざまな作用があることがわかりました。それでは、CBDの作用はどのように起きているのでしょうか?

ここからは、CBDの作用メカニズムを説明します。

内因性カンナビノイドシステム(エンドカンナビノイドシステム)

CBDの作用メカニズムの1つに内因性カンナビノイドシステム(エンドカンナビノイドシステム)があります。エンドカンナビノイドシステムとは、私たちの身体に備わっている身体調整機能のこと。

人間の体内には、「CB1」「CB2」というカンナビノイド受容体が存在します。カンナビノイド受容体は、「アナンダミド」「2-AG」というカンナビノイドを取り込むことで能力を発揮。

下記のような身体の機能を調整します。

など

しかし、身体が強いストレスや老化の影響を受けると、エンドカンナビノイドシステムが不具合を起こします。そして、神経や免疫システムの不調を感じることに。この状態を「カンナビノイド欠乏症」と言います。

対して、CBDは体内に不足した内因性カンナビノイドの代わりとなり、エンドカンナビノイドシステムを正常化させます。CBDは、「カンナビノイド欠乏症」を改善する働きがあるのです。

CBD製品のアントラージュ効果

CBDには、心身の健康増進に役立つ作用があります。ところが、CBDは単体で使用するよりも、他の成分と一緒に摂取した方がより高い効果が得られることがわかっています。これを「アントラージュ効果」と言います。

CBDのアントラージュ効果の例を紹介します。

ブロードスペクトラムのアントラージュ効果

CBD製品には、以下の3種類があります。含有成分が違うため、アントラージュ効果の出やすさも異なります。

【CBD製品の種類】

フルスペクトラムは、THCが含まれるため国内で流通していません。

ブロードスペクトラムは、CBDに加えて、THC以外の成分を複数含んでいます。CBD単体のアイソレートよりもブロードスペクトラムの方が、アントラージュ効果による高い効果を得られます。

CBDとテルペンのアントラージュ効果

大麻草には100種類以上のカンナビノイドの他に、テルペンという成分も含まれています。テルペンは、香りによるリラックス効果や抗菌作用などをもたらします。

ブロードスペクトラムの中には、テルペン入りのCBD製品も。CBDとテルペンが相乗的に働くことで、効果がより大きくなります。

CBDをより効果的に活用するために、アントラージュ効果を知っておきましょう。

CBDの副作用

サプリメントや健康食品を使用するときは、安全性や副作用が気になるところ。

CBDに副作用はあるのか、副作用の原因はなにかを見ていきましょう。

CBDの副作用の例

CBDは基本的に、用法・用量を守っていれば安全な成分です。

ところが、まれに下記のような副作用がみられる場合があります。

【CBDの副作用】

CBDの副作用の原因は?

CBD製品による副作用はなぜ起きるのでしょうか?

原因としては、下記のことが考えられます。

CBDの純度が低い

副作用が起きるのは、CBDそのものというより商品中の不純物が原因かもしれません。

国内におけるCBD製品の市場はまだ成熟しておらず、ほとんどが海外からの輸入です。原料や抽出の管理が不適切で、品質に問題がある可能性を否定できません。

THCやその他の成分がわずかに残留していると、身体の不調を感じることがあります。

商品を選ぶときは、信頼のおけるメーカーかどうか確認しましょう。

CBD効果の二相性

CBDには、効果の二相性反応がみられます。

CBDは少量の摂取だと覚醒作用、高用量だと鎮静作用をもたらします。

一般的に鎮静作用によるリラックス効果が期待できる量でも、人によっては覚醒作用が出て眠れなくなることがあります。一方で、日中に使用して眠くなったり、気が抜けすぎてしまったりする場合も。

摂取量が身体に合っていない場合、期待に反する副作用が出る可能性があります。

そのためCBDの摂取において、自分に合った適量を見つけることが重要です。

副作用によるトラブルを回避するために、まずは少量のCBD摂取からはじめましょう。そして、徐々に摂取量を増やしていくことをおすすめします。

CBD服用時の注意点

CBD服用後の身体の反応には個人差があり、まだ科学的にわかっていないことも多いです。

下記の条件に当てはまる人は、注意してCBDを服用しましょう。

車の運転をするときの使用

CBDの服用に慣れるまでは、車を運転する前の服用は控えましょう。

CBDのリラックス効果により、服用後に眠くなる可能性があります。車の運転だけでなく、仕事や学校などで急に眠くなると困るときは、念のため使用を避けてください。

服用するタイミングは、寝る前がおすすめです。

妊娠・授乳中の使用

妊娠・授乳中に吐き気を抑えたりストレスを軽減したりするために、CBDを使用している母親はたくさんいます。しかし、現段階で、妊娠・授乳中の服用は絶対に安全とは言い切れません。

十分な研究結果が出るまでは、妊娠・授乳中の使用を控えた方がよいでしょう。

スポーツ選手の使用

CBD製品に含まれる代謝物質が、ドーピング検査に引っかかる可能性があります。CBD自体は問題なくても、製品中の他成分によって陽性反応が出る場合も。

スポーツ選手などで、ドーピング検査を受ける人は使用を避けましょう。

7.CBDの安全な使用法

CBDの副作用や注意点を説明しましたが、適切に使用すればCBDは危険なものではありません。

CBD製品による副作用を避けるために、安全な使用法を理解しましょう。

CBDの純度や調達元の確認

不純物による副作用や問題を起こさないために、商品の信頼性を確認することが大切です。

CBDの純度や調達元がきちんと公表されている商品を選びましょう。商品パッケージやメーカーのホームページから、正確な情報をチェックしてください。

少々値段が高くても、ユーザーの多い有名メーカーを選ぶのも1つの手です。

用法・用量を守った使用

CBD製品を使用するときは、必ず用法・用量を守りましょう。摂取量が多すぎると、副作用を起こしやすくなります。

商品の用量は決まっていますが、適量は人によってさまざま。商品パッケージに記載された用法・用量を確認したうえで、自分の体調に合った適量を探しましょう。

まずは少量からはじめて、徐々に用量まで増やしてください。

まとめ

CBDは、抗炎症作用や鎮静作用、抗がん作用など、美容・健康に役立つ薬理作用が確認されています。CBDの作用メカニズムは、CBDが身体の機能調整に必要なカンナビノイドの代わりとなって、健康状態の改善をサポートするというもの。

CBD単体で摂取するよりも、テルペン他のカンナビノイドなどを併せて摂取した方が、より高い効果を得られます。これをアントラージュ効果と言います。

CBD製品は、まれに強い眠気や倦怠感などの副作用を伴うことがあります。車を運転するときや妊娠中などの使用は控えましょう。

CBD製品を安全に使用するために、品質や用法・用量をしっかりと確認してください。そのうえで、自分に合った摂取量を探しましょう。

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