Skip to main content

CBDとTHCの違いは?安全のために作用と効果・副作用をしっかり理解しよう

【大麻の成分】CBDとTHCの違いを徹底解説

大麻にはカンナビノイドやテルペンなど、多くの成分が含まれていますが、特に有名なのがCBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。これらの名前を一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。

しかし、CBDとTHCには重要な違いがあります。今回は、これら二つの成分の作用や効果、副作用、そして法律的な側面について、詳しくご説明していきます。

CBDとTHCはどういったものなのか?

CBDとTHCは、それぞれCannnabidiol(カンナビジオール)、Tetrahydrocnnnabinol(テトラヒドロカンナビノール)の略称です。

これらの成分は大麻に含まれる成分であるカンナビノイドの一種です。

CBD(カンナビジオール)とは

  • 非精神活性成分:CBDは大麻草に含まれる成分の一つで、精神活性作用がありません。つまり、使用しても「ハイ」になることはありません。
  • 健康効果:リラックス効果、不安やストレスの軽減、痛みの緩和、睡眠の質の向上など、様々な健康上の利益が期待されています。
  • 法的扱い:多くの国で合法化されており、日本でもTHCを含まないCBD製品は合法的に使用できます。

THC(テトラヒドロカンナビノール)とは

  • 精神活性成分:THCは大麻草の主要な精神活性成分で、使用すると「ハイ」になる、つまり意識が変化する効果があります。
  • 医療用途:一部の国では医療目的での使用が認められており、痛みの緩和、吐き気の抑制、食欲増進などの効果があります。
  • 法的扱い:多くの国で規制されており、日本では大麻取締法により使用が禁止されています。

CBDとTHCの主な違い

  1. 精神活性作用の有無:CBDは非精神活性、THCは精神活性作用がある。
  2. 健康効果の種類:CBDはリラックスや痛み緩和に、THCは「ハイ」になる効果や医療用途に使用される。
  3. 法的な扱い:CBDは多くの国で合法、THCは多くの国で規制されている。

CBDとTHCは、それぞれ異なる特性を持ち、用途や法的な扱いに大きな違いがあります。CBDは健康補助食品やリラクゼーション用途で広く利用されているのに対し、THCはその精神活性作用のため、法的に厳しく規制されているのが一般的です。

CBDとTHCの構造は以下のようになっています。

【CBD(Cannabidiol)】

Cannabidiol

Cannabidiol

参照元:カンナビジオール

【THC(Tetrahydrocannabinol)】

テトラヒドロカンナビノール

参照元:テトラヒドロカンナビノール

構造を見てもらったら分かるように、CBDとTHCの構造はほとんど一緒です。

CBDとTHCは、その構造が非常に似ていますが、わずかな違いがあります。この小さな構造の違いが、両者の作用や効果に大きな影響を与えています。

私たちの体には、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)という重要なシステムが存在し、これは食欲、痛み、免疫機能、感情、運動能力、神経機能、記憶など、生命活動に必要な多くの機能を調整しています。

CBDとTHCは、このECSに作用することで様々な効果を発揮します。近年の研究では、これらの成分が多くの病気の治療や体調の改善に役立つことが示されています。

しかし、THCには精神活性作用があり、日本を含む多くの国で規制されています。そのため、日本ではTHCの使用はできません。

一方、CBDには精神活性作用がなく、規制されていません。世界保健機関(WHO)や世界アンチ・ドーピング機構(WADA)もCBDの安全性と有効性を認めており、これがCBDブームの一因となっています。日本でも、多くの海外製CBD製品がネットや店頭で販売されています。

ただし、CBDとTHCに関する研究はまだ進行中であり、すべての効果や副作用が明らかになっているわけではありません。将来的には新たな副作用やリスクが発見される可能性もあるため、最新の情報を常にチェックし、注意深く使用する必要があります。

CBDとTHCの作用と効果の違い

CBD製品

CBDとTHCは、形は似ていますが、体内での働き方やもたらす効果には大きな違いがあります。

これらは、体内のエンド・カンナビノイド・システム(ECS)に影響を与えることで、それぞれの効果を発揮します。

次に、CBDとTHCがどのように作用し、どんな効果があるのかを詳しく見ていきましょう。

CBD(カンナビジオール)の作用機序と効果

  • 作用機序:CBDは主にエンド・カンナビノイド・システム(ECS)に間接的に作用します。ECSは体内のさまざまな生理的プロセスを調整する役割を持ち、CBDはこのシステムを通じてその効果を発揮します。直接的な受容体への結合は少ないですが、体内のカンナビノイドの活動を調整することで、さまざまな生理的反応を引き起こします。
  • 効果:CBDはリラックス効果、不安やストレスの軽減、痛みの緩和、抗炎症作用、睡眠の質の向上など、多岐にわたる健康上の利益が報告されています。また、てんかんの一部の形態に対する治療効果も認められています。

THC(テトラヒドロカンナビノール)の作用機序と効果

  • 作用機序:THCはECSの主要な受容体であるCB1およびCB2受容体に直接結合します。特にCB1受容体との結合は、THCの精神活性作用の主要な原因です。この結合により、神経伝達物質の放出が変化し、心理的な効果が引き起こされます。
  • 効果:THCは「ハイ」になる感覚、陶酔感、リラクゼーション、感覚の増強などの精神活性作用があります。医療分野では、痛みの緩和、吐き気の抑制、食欲増進などの効果が認められていますが、過剰摂取や不適切な使用によるリスクもあります。

CBDとTHCは、同じ大麻草から得られる成分でありながら、作用機序と効果に大きな違いがあります。CBDは健康上の利益をもたらす非精神活性成分であり、THCは精神活性作用が特徴的な成分です。これらの成分の使用には、それぞれの特性を理解し、法的な規制や健康への影響を考慮する必要があります。

CBDとTHCの副作用

CBDとTHCは様々な効果がある一方で、副作用にも注意が必要です。これらの副作用は個人差があり、症状や程度も異なります。

CBD(カンナビジオール)の副作用

CBDは一般的には安全で副作用が少ないとされていますが、一部の人には以下のような副作用が現れることがあります。

  • 疲労感:使用者の中には、CBDを摂取した後に疲れや眠気を感じることがあります。
  • 消化器系の問題:吐き気、下痢、食欲不振などの消化器系の問題が起こることがあります。
  • 口の乾燥:口の中が乾くという副作用が報告されています。
  • 低血圧:高用量を摂取した場合、血圧が下がることがあります。
  • 相互作用:他の薬との相互作用がある可能性があります。特に、血液を薄くする薬やてんかんの薬との併用には注意が必要です。

CBDの副作用は比較的穏やかで、不眠、発汗、まれに吐き気などが報告されていますが、これらの症状は通常数日で回復します。CBDは中枢神経系に直接作用しないため、依存症や精神疾患のリスクは低いとされています。しかし、副作用には個人差があるため、予期せぬ反応が生じる可能性もあります。ただし、THCに比べると副作用の影響は少ないと考えられています。

THC(テトラヒドロカンナビノール)の副作用

THCはより顕著な副作用を持つことが知られています。

  • 精神活性作用:「ハイ」になる感覚や陶酔感があります。
  • 心拍数の増加:使用直後に心拍数が上昇することがあります。
  • 認知機能の低下:集中力の低下や記憶力の減退など、認知機能に影響を与えることがあります。
  • 不安やパラノイア:特に高用量を摂取した場合、不安感やパラノイア(被害妄想)を引き起こすことがあります。
  • 依存性:長期間の使用により、依存症を発症するリスクがあります。

THCには精神活性作用があり、摂取すると陶酔感や高揚感を感じることができます。しかし、経験が少ない人が適量を超えて摂取すると、不安感や恐怖、猜疑心を伴うパニック症状を引き起こすことがあります。また、THCは空間把握能力や判断力に影響を与え、特に自動車の運転には悪影響を及ぼします。実際に、大麻喫煙が運転操作の反応速度と正確性に影響を与えることが確認されています。

さらに、THCには依存性があり、脳内報酬経路を活性化させます。これにより、快楽を求める行動が強化されることがあります。依存性はタバコやカフェインよりも弱いとされていますが、禁断症状や精神病、うつ病のリスクが高まることが示唆されています。長期使用者では海馬や扁桃体の容積減少が確認され、青少年の場合は脳の発達に悪影響を及ぼす可能性があります。

CBDとTHCは、それぞれ異なる副作用プロファイルを持っています。CBDは比較的安全で副作用が少ないとされていますが、一部の人には軽度の副作用が現れることがあります。一方でTHCは、精神活性作用を含むより顕著な副作用があり、特に高用量を摂取するとリスクが高まります。これらの成分を使用する際は、副作用に注意し、必要に応じて医療専門家のアドバイスを求めることが重要です。

CBDとTHCは日本で合法なのか?

法律イメージ

CBDとTHCは大麻に含まれる成分ですが、日本ではこれらの成分の法的扱いに違いがあります。

日本におけるCBDの法律状況

  • 大麻取締法:日本では大麻取締法により大麻の栽培、所持、輸出入などが厳しく規制されています。
  • CBDの合法性:CBDは精神活性作用がなく、大麻の茎や種子から抽出されるため、日本では法的に問題ありません。その結果、日本でもCBD製品が広く販売されています。

日本におけるTHCの法律状況

  • THCの規制:THCは大麻の成分であり、大麻と同等に規制されています。THCが含まれている製品の所持や使用は違法です。
  • CBD製品の注意点:日本で販売されるCBD製品は海外から輸入されることが多いです。海外製の製品はその国の規制に従って製造されていますが、日本の法律ではTHC含有量が0.1%でも違法です。そのため、CBD製品を購入する際はTHCが含まれていないかを確認する必要があります。

日本におけるCBD・THCに関する注意事項

  • 製品の確認:CBD製品を購入する際は、ラベル表記や検査表、ネットの評判などをチェックして、THCが含まれていないことを確認してください。
  • 万が一の対応:もしTHCが含まれている製品を購入してしまった場合は、速やかに最寄りの厚生局麻薬取締部、都道府県衛生主管部(局)薬務主管課、または保健所に提出することが推奨されます。

日本ではCBDは合法ですが、THCは大麻取締法により厳しく規制されています。CBD製品を購入する際は、THCが含まれていないことを確認することが重要です。法律に違反することなく、安全にCBD製品を利用するためには、製品の選択に注意を払う必要があります。

海外におけるCBDの法律状況

  • 国際的な合法化:多くの国でCBDは合法化されています。これはCBDに精神活性作用がないため、医療や健康補助食品としての利用が認められているからです。
  • 規制の違い:ただし、国によってはCBD製品に含まれるTHCの許容量に関する規制が異なります。例えば、アメリカでは連邦法でTHC含有量が0.3%未満のCBD製品が合法です。

海外におけるTHCの法律状況

  • 規制の厳格さ:THCは多くの国で規制されています。これはTHCに強い精神活性作用があり、依存性や乱用のリスクがあるためです。
  • 医療用途の合法化:一部の国では医療目的でのTHC使用が合法化されています。これには、痛みの緩和や特定の病状の治療などが含まれます。
  • 娯楽用途の合法化:また、アメリカの一部の州やカナダ、ウルグアイなどでは娯楽目的での大麻使用が合法化されています。これらの地域では、成人が一定量の大麻を所持し使用することが許可されています。

海外におけるCBD・THCに関する注意事項

  • 国際的な法律の違い:CBDとTHCの法律状況は国や地域によって大きく異なるため、海外でこれらの成分を使用する際は、その地域の法律を十分に理解し遵守することが重要です。
  • 輸入時の注意:日本においては、海外からCBD製品を輸入する際には、日本の法律に適合しているかどうかを確認する必要があります。

CBDとTHCの法律状況は国際的にも多様です。CBDは多くの国で合法化されていますが、THCに関してはその使用が許可されているのは一部の国や地域に限られています。これらの成分を使用する際は、現地の法律を十分に理解し、遵守することが重要です。

CBDとTHCの相互作用:アントラージュ効果

CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)の同時摂取には、いくつかの潜在的なメリットがあります。これらの成分は、それぞれ異なる作用を持ちながらも、一緒に摂取することで相乗効果を生むことが示唆されています。以下にその詳細を説明します。

CBDとTHCの相乗効果

  • エンタラージ効果:CBDとTHCは、単独で使用するよりも一緒に使用した方が効果的であるとされる「エンタラージ効果」と呼ばれる現象を生じることがあります。これは、複数のカンナビノイドが相互作用し、それぞれの効果を高め合うことを指します。

メリット

  1. 痛みの緩和:THCは強力な鎮痛作用を持ちますが、副作用も伴います。CBDと組み合わせることで、THCの鎮痛効果を高めつつ、副作用を緩和することが期待されます。
  2. 精神活性作用の緩和:THCには精神活性作用がありますが、CBDはこの作用を緩和する可能性があります。これにより、THCの使用による不安やパラノイアのリスクを減少させることができるかもしれません。
  3. 治療効果の向上:特定の疾患に対して、CBDとTHCの組み合わせがより効果的な治療法となる可能性があります。例えば、多発性硬化症や慢性疼痛の治療において、両成分の組み合わせが有効であるとの報告があります。

注意点

  • 法律的な制約:多くの国や地域ではTHCの使用が法律で制限されています。そのため、CBDとTHCを同時に摂取する際は、現地の法律を遵守する必要があります。
  • 個人差:CBDとTHCの効果は個人によって異なります。また、副作用のリスクも考慮する必要があります。
  • 医療専門家の相談:CBDとTHCを治療目的で使用する場合は、医療専門家と相談することが重要です。

CBDとTHCの同時摂取は、痛みの緩和や治療効果の向上などのメリットが期待されますが、法律的な制約や個人差、副作用のリスクも考慮する必要があります。これらの成分を使用する際は、医療専門家の助言を求めることが推奨されます。

CBDとTHCの違いを理解しておこう

今回、私たちはCBDとTHCに関する効果や副作用、法的な側面について詳しくご説明しました。

日本国内では、THCの使用は認められていませんが、CBDは安心して使用できます。CBD製品はインターネットや店舗で購入可能ですので、興味のある方はCBDの効果を実感してみるのも良いでしょう。

CBD製品を選ぶ際には、THCが含まれていないことを確認し、法律を守ることを忘れないでください。

【PR】デジタルウェルビーイングに着目した新健康習慣

忙しい毎日を送るあなたへ。

情報過多な時代に生きる現代人のために、リラックスタイムを充実させ、日々の生活に必要な栄養素を取り入れることで、健やかな毎日を応援します。
手軽なソフトカプセルで苦味がなく、ゆっくりとCBDをお楽しみいただけます。

Go Slow CBDサプリメント for デジタルウェルビーイング

【PR】オンライン診療サービス Go Slow Wellness Doc

利用者が自宅や外出先からスマートフォンを通じて簡単に医師と対面診療を受けることができ、処方薬も最短当日で配送されるため、迅速かつ便利な医療ケアを提供します。
サービスの利用は週末の22時まで対応し、睡眠障害、ストレス、PMS(生理前症候群)、更年期障害、肌トラブル、エイジングケアなど幅広い健康問題に対応します。

オンライン診療サービスGo Slow Wellness Doc