リラックス効果や鎮痛作用など、さまざまな効果をもつことで注目を集めているCBD(カンナビジオール)。今回は、「女性特有の悩み×CBD」について徹底解説します。生理痛やPMSなどの女性がもつ不調に対し、CBDがどうアプローチするのか、どんなCBD製品がおすすめか等、幅ひろくご紹介します。
そもそもCBDって?
メディアで取り上げられることも増え、医療や健康分野への活躍が期待されるCBD(カンナビジオール)。
日本でも、CBDの認知度は徐々に高まりを見せていますが、「そもそもCBDって何なの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
CBDは、さまざまな不調を改善する力を持っている万能な成分なんです。
CBDはヘンプから抽出される植物由来の成分
ヘンプとは、精神活性作用をもたらすTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量がきわめて少ない産業用大麻のこと。
CBDは、このヘンプから抽出される成分です。
大麻と聞くとその安全性を心配する方もいると思いますが、CBDはいわゆる“ハイ”になるような精神活性作用をもたらすTHCとは全く別の成分であり、依存性や中毒性はありません。
安全であるのはもちろん、その健康効果が話題になっている成分なんです。
CBDがもたらす効果効能
CBDは、
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 睡眠補助作用
- 抗菌作用
- リラックス効果
- メディケーション効果
など、多岐にわたる効果をもっています。
CBDがなぜこのような万能な効果を持っているかというと、人間の体に元来備わっているECS(エンド・カンナビノイド・システム)という身体調節機能が密接に関わっているからと言われています。
ECSは、感情、痛み、食欲などの調節機能を持ち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えている身体システムのこと。ECSの働きは人間の心身を健康に保つのに欠かせないシステムなんです。
CBDは、このECS受容体に働きかけることでECSの機能を支えています。CBDによってECSが正常に機能すれば、さまざまな不調を改善へと導くことができるのです。
女性特有の悩みにCBDが効果的
女性には女性にしか分からないさまざまな痛み、悩みが存在します。
薬で解決するしかなかったり、寝てやり過ごすしかなかったり。頻繁に生じる不調に対し、憂鬱に感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな女性特有の悩みに、CBDが救いの一手になるかもしれません。
具体的にどのような不調に効果的なのか、ご紹介します。
生理痛に
生理痛とは、生理前や生理中に下腹部付近に起こる痛みのこと。
経血を押し出す際に筋肉を縮め、子宮を収縮させてしまうことから、痛みが生じてしまいます。生理痛の痛みは、個人差がありますが、中には立ち上がれないほどに痛みを感じ、日常生活に支障をきたしてしまう人もいるほど。
緩和策として、薬の服用や体をあたためる、などさまざまな方法がありますが、それでもつらさが改善されないと悩んでいる方もいるかと思います。
これまでに、生理痛に対するCBDの効果を調べた研究はないものの、CBDの鎮痛作用を実証する研究は多く発表されてきました。
これはつまり、CBDがもつ鎮痛作用は生理痛にも効果を発揮すると可能性が示されているということ。
アメリカでは生理痛の緩和を目的とした大麻製品ブランドが立ち上げられるほどに、CBDの生理痛への効果には期待が寄せられています。
薬とは異なるアプローチでCBDが生理痛には効果的だと明らかにされる日がくるかもしれません。
PMSに
月経前症候群(PMS)とは、生理前に起こる心と体の不調のこと。
PMSの症状は、胸のハリ、眠気、だるさ、頭痛などの身体的症状と、無気力感、イライラ、気分の落ち込みなどの精神的症状です。
長ければ、生理前2週間ほど続くこともあり、20歳前半から閉経までの2~10%の女性が経験すると言われています。
CBDは、このようなPMSの症状緩和に効果的です。
というのも、PMSで生じる気分の変化にCBDがもつ抗不安作用やリラックス効果が有効的だから。さらに、鎮痛作用もあるため、痛みの改善にも効果を発揮します。
事実、精神科医のジュリー・ホランド博士は、「CBDは不安を和らげ、PMS症状を緩和するのに役立つ」とCBDがPMSにもたらす影響について言及しています。
(参考)https://goop.com/wellness/sexual-health/can-cannabis-help-with-pms/
PMSは慢性的な症状でありながら、多くの人がその辛さにやり過ごしてしまいがち。辛さを和らげるひとつの方法としてCBDを取り入れてみてはいかがでしょうか。
更年期障害をはじめとしたホルモンバランスの乱れに
更年期障害は閉経に近づくにつれて女性ホルモンの分泌が減り、体内のホルモンバランスが乱れることで生じる症状です。
症状は頭痛、疲れやすさ、イライラ感、ほてり、動悸、睡眠障害など、実に多岐にわたります。更年期にさしかかった多くの女性が経験すると言われ、人によって症状もさまざまだそう。
症状を緩和するために、ホルモン薬の投与や漢方などの解決策がありますが、CBDも改善に効果的だと期待されています。
2020年の研究において、CBDは慢性的な痛みを和らげ、睡眠を補助する効果をもつと結論付けられました。
(参考)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7204604/
更年期症状によって生じた痛みや「眠れない」といった睡眠障害に、この研究で実証されたCBDの鎮痛作用や睡眠補助作用が効果を発揮します。
また、不安感やイライラ感などの精神的な症状も更年期症状のひとつ。CBDは抗不安作用やリラックス作用といった気分に作用する効果を持つことからも、CBDは更年期症状を和らげるのに効果的です。
不安やストレスに
2014年、動物を用いた研究で、CBDは不安やうつ病の症状を緩和するとの研究結果が出ました。
(参考)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24923339/
この結果からも分かる通り、CBDには抗不安作用やリラックス効果、メディケーション効果があります。そのため、不安やストレス、その他の精神的症状がある方に効果を発揮すると期待が寄せられています。
また、CBDはECSに働きかけることで、脳内のセロトニンを増やすこともできると言われています。
セロトニンは、心の不安や心配ごとを取り除き、気分を高揚させることができる伝達物質。別名「幸せホルモン」とも言われるほど、私たちの心のバランスを握っている成分なんです。
このCBDとセロトニンの関係からも、CBDが不安やストレスに効果的だということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
肌トラブルに
CBDはニキビや湿疹といった肌トラブルにも効果的です。
ニキビや肌荒れが起きてしまうのは、汚れの付着や皮脂の過剰分泌が原因だと言われています。
2014年のCBD研究で発表されたのは、
- CBDはECSに働きかけ、皮脂分泌を正常にする
- CBDは抗炎症作用をもつ
- CBDは菌の増殖を抑える静菌作用をもつ
ということ。
CBDがもつ抗炎症作用や静菌作用などの効果が、ニキビをはじめとした肌荒れに効果的だと実証されました。
また、CBDはにきびなどの肌荒れの改善にとどまらず、皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患にも効果的なのではないかと期待され、現在も研究が進められています。
さらに、CBDは治癒効果だけでなく美肌効果をももつことが明らかになっています。1998年の研究では、CBDはビタミンCやビタミンEよりも強い抗酸化作用物質であると発表されました。
抗酸化作用は肌力低下を防ぐために必須。多くのブランドからCBDを配合したスキンケア商品が販売されていることからも分かるように、今後、CBDが美肌成分の主流になる日がくるかもしれません。
女性におすすめのCBD製品
CBDの市場が拡大するにつれ、日本でも多くのCBD製品が発売されるようになりました。これまでに説明した女性特有の悩みにはどんなCBD製品を選ぶとよいのか、ご紹介します。
CBDオイル
CBDオイルはCBD製品の中でもポピュラーな製品。CBDオイルは使い方がさまざまです。
口に含む舌下接種
舌下接種とは、舌の裏に直接オイルをたらして成分を吸収する摂取方法のこと。CBDオイルを舌裏に垂らし、90秒~2分ほど経過してから飲み込みます。舌の裏には血管が多く通っているので、全身に成分が行きわたりやすく、即効性が高いのが特徴です。
食べ物や飲み物にまぜる
CBDオイルを直接口に含むことに抵抗がある方におすすめです。比較的取り入れやすい一方で、食べ物や飲み物を介して成分が吸収されるため、効果を感じにくいという特徴もあります。
上記のようにCBDを口から含む摂取方法は、全身にCBDの成分を巡らせることができるため、身体の状態を根本的に改善したい人におすすめの方法です。
直接肌に塗る
CBDオイルを直接肌に垂らして塗ることでもCBDの成分は体内に吸収されます。ただ、舌下接種のように成分が全身に行きわたるのではなく、局所的に効果を発揮するので、部分的に作用したいときに使用しましょう。痛みが気になる場所に塗り込むことで、CBDが浸透し、緩和することができます。
CBDクリーム・バーム
CBDクリームやCBDバームといったスキンケアラインも多くのブランドから発売されています。
これらの製品は、痛みが気になる場所やほぐしたいと思う箇所に直接塗り、効果を局所的に発揮させる製品です。
CBDクリームやバームは、
- 生理痛のときに下腹部に塗りこむ
- 頭痛を感じるときにこめかみ付近に塗りこむ
- 肩の力を向きたいとき、肩に塗りこむ
- スキンケアの一部として顔に塗る
などの使い方がおすすめ。
オイルは毎日摂取して、クリーム等は気になったら塗るというように、オイルとクリームのダブル使いもおすすめです。
まとめ
仕事や家事で忙しさに負われているにも関わらず、その不調に我慢してやり過ごしている方も多いかと思います。特に女性は、その身体的特徴から心と体のバランスを崩しがちなので、より丁寧なケアが必要です。
CBDは薬とは異なるアプローチで、女性の悩みを解決する力を持っています。
CBDを「より快適に過ごすための選択肢のひとつ」として、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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