CBDオイルの認知度や人気が高まる中で、「CBDオイルを使ってみたいけど、どの商品を選べばいいかわからない」「自分に合ったCBDオイルの選び方がわからない」という人は多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、どのCBDオイルを選ぶべきかは、人それぞれ違います。
一口に「CBDオイル」と言っても、CBDの質や量、ベースに使われるオイルの種類は、商品によってさまざまです。飲むタイプや塗るタイプなど、製品タイプにもいろいろな選択肢があります。
こちらの記事では、CBDオイルの違いや選び方、適切な摂取量などを説明します。ぜひ自分の体調や使用する目的に合ったCBDオイル選びの参考にしてください。
CBDオイルとは?
CBDオイルとは、大麻草(学名:カンナビス・サティバ・エル)に含まれるCBD(カンナビジオール)を配合したオイルのこと。CBDは、大麻草に100種類以上含まれる生理活性物質(カンナビノイド)の1つです。
CBDオイルのベースとなるキャリアオイルは、主にヘンプシードオイルやオリーブオイル、MCTオイルなどがあります。キャリアオイルに配合される原料のCBD自体も、抽出方法や含有成分によって、さまざまな種類があります。
ここからは、より詳しいCBDオイルの違いを掘り下げていきます。
CBDオイルの製品タイプ
CBDオイルには、飲むタイプや塗るタイプなどさまざまな製品があります。商品によって、1度に摂取できるCBDの量や、使い方が異なります。どんなタイプがあるかを知って、自分に合ったCBD製品を選びましょう。
CBD製品には、CBDオイルのほかにも、CBDクリームやCBD配合の化粧品などさまざまなタイプがあります。今回は、オイルタイプのCBD製品を紹介します。
飲むCBDオイル
CBDオイルは、一般的なサプリメントのように口から摂取できます。舌や胃などの消化器官から吸収され、全身にめぐります。
飲むCBDオイルには、スポイトタイプとカプセルタイプがあります。
スポイトタイプ
スポイトタイプは、スポイトでCBDオイルを吸って、舌下に数滴垂らして飲み込みます。飲み込む前に、口内にゆっくりとなじませることで、効率よくCBDを吸収できます。
摂取するCBDオイルの適量には、個人差があります。その日の調子や気分によっても、摂取するべき量は異なります。そのため、スポイトで細かい量の調整ができるのがメリットです。
スポイトタイプのCBDオイルは、はやく効果を実感したい方や、毎日の体調に合わせて摂取量を調整したい方におすすめです。
カプセルタイプ
カプセルタイプは、1粒あたりに含まれるCBDの量が10mgや25mgなどと決まっています。そのため、摂取量の計算がしやすいのがメリットです。持ち運びに便利で、オイルをこぼす心配もありません。
カプセルタイプは、毎日の生活にCBDオイルを気軽に取り入れたい方におすすめです。
塗るCBDオイル
CBDオイルは、分子サイズが小さく脂溶性が高いため、皮膚からの吸収率が高いです。そのため、口からの摂取だけでなく、直接肌に塗るのも有効です。
塗るCBDオイルには、ロールオンタイプやスプレータイプがあります。どちらも首筋や関節、筋肉などの気になる部分に局所的に使用できます。
ロールオンタイプ
ロールオンタイプは、手を汚さずに使用できるのが特徴です。バッグやポーチや入れて持ち運びしやすいので、仕事の休み時間や外出中にも気軽に使用できます。
ロールオンタイプのCBDオイルは、力仕事や長時間のデスクワークをしている方におすすめです。
スプレータイプ
スプレータイプは、手のひらに数回プッシュして、適量のCBDオイルを出して使います。広範囲に塗ったり、マッサージしたりするときに便利です。
スプレータイプは、内容量が多く、コスパの良い商品が販売されています。自宅での使用におすすめです。
吸うCBD
CBDオイルは、水蒸気化させることで、吸い込んで体内に取り込むことができます。CBDオイルの水蒸気化には、ベイプという専用の機器が必要です。
ベイプタイプ
ベイプとは、電子タバコの1種です。ベイプの中に専用のCBDリキッドを入れ、水蒸気と一緒にCBDを吸引します。吸引することで、すばやく体内に行き渡るため、効率的にCBDを摂取できます。
吸うタイプのCBDは、効果をはやく実感したい方や、フレーバーを楽しみたい方におすすめです。ただし、CBDリキッド以外にも、専用の機器や消耗品のコイルなどが必要なので、上級者向けです。
CBDオイルの違い
CBDオイルは、飲むタイプや塗るタイプなどの製品タイプが同じでも、メーカーや商品によっていろいろな違いがあります。
CBD濃度やフレーバー、原料タイプなどが違うと、使用感や効果の現れ方が大きく異なります。具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
CBD含有量
CBDオイルの商品パッケージには、CBDの含有量が表記されています。1つの商品に含まれるCBDの総量はさまざまです。少ないものは100mgから多いものは6,000mgまであります。
CBDオイルの内容量は同じでも、CBDの含有量が違えば、効果や用法・用量は異なります。
CBD濃度
CBD濃度は、CBD製品の内容量に対するCBDの含有量の割合を示した数値です。商品パッケージに「%」で表記されています。
美容や健康を目的としたCBDオイルは、3~5%濃度が一般的です。中には、20%以上の高濃度のCBDオイルも販売されています。しかし、高濃度であるほど効果が高いとは限りません。
商品に記載されている用法・用量を確認し、自分が使いやすい濃度のCBDオイルを選びましょう。
フレーバー
CBDオイルは、ミントやチョコレート、フルーツなどのフレーバーがついた商品が販売されています。
キャリアオイルの独特な匂いが苦手な方は、フレーバーつきのCBDオイルを試してみましょう。気分に合わせて違うフレーバーのCBDオイルを使うのもおすすめです。
抽出法
CBDの抽出法には、主にアルコール抽出法と超臨界CO2抽出法の2種類あります。
アルコール抽出法
アルコール抽出法とは、大麻草をエタノールに浸してCBDを抽出する方法です。CBD抽出後にアルコールを分解します。
エタノールの代わりに、植物性のアルコール成分を使用する場合もあります。
メリット:低コストですばやく抽出できること
デメリット:微量のエタノールが残留する可能性があること
超臨界CO2抽出法
超臨界CO2抽出法とは、二酸化炭素と圧力を使ってCBDを抽出する方法です。二酸化炭素に圧力と温度を一定量加えると、気体と液体の中間である流体(超臨界流体)になります。
超臨界流体の中に大麻草を入れると、流体にCBDが溶け出します。その後、流体の圧力を元に戻して気化させることで、CBDを抽出します。
メリット:低温で抽出できるため、本来の栄養価や芳香成分を損なわないこと。二酸化炭素のみを使用することで、溶媒が残留しないため、安全性が高いこと
デメリット:特殊な機械が必要でコストがかかること
抽出法によって、CBDオイルの純度や安全性は異なります。商品を選ぶときは、値段の安さだけでなく、抽出法や溶媒の種類まで確認しましょう。
原料タイプ
CBDオイルの原料タイプは、大きく分けて3つあります。「アイソレート」「フルスペクトラム」「ブロードスペクトラム」という専門用語で区別され、製法や含まれる成分が異なります。
アイソレート(Isolate)
「アイソレート」とは、大麻草に含まれる400種類以上の成分から、CBDのみを抽出・精製したものです。日本国内で規制対象のTHCは含まれていません。
フルスペクトラム(Full-spectrum)
「フルスペクトラム」は、大麻草に含まれる100種類以上のカンナビノイドを含んだCBD製品のこと。CBD単体で摂取するよりも、複数の成分を一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。
ところが、「フルスペクトラム」には、気分を高揚させる精神作用のあるTHCが含まれています。日本でTHCは、大麻取締法で規制対象の成分です。日本国内での「フルスペクトラム」の使用や、海外からの輸入は認められていません。
ブロードスペクトラム(Broad-spectrum)
「ブロードスペクトラム」は、THC以外のカンナビノイド成分を含んだCBD製品のことです。
メーカーによって、CBDに加えて「THC以外のすべてのカンナビノイドを含んだ製品」と、「一部のカンナビノイドを含んだ製品」のどちらを「ブロードスペクトラム」と呼ぶかは異なります。
以上のように、日本ではTHCが含まれる「フルスペクトラム」は違法です。国内で流通しているCBDオイルは、「アイソレート」か「ブロードスペクトラム」です。
CBDオイルの選び方
CBDオイルを試してみたいけど、商品選びで迷っているという方は多いのではないでしょうか?
CBDオイルの違いを理解したうえで、商品をどのように選べばよいかを説明します。
効果の出やすさを比較
せっかくCBDオイルを使用するのであれば、より高い効果を実感できる商品を選びたいところです。
先ほど、「アイソレート」「フルスペクトラム」「ブロードスペクトラム」という原料の違いを紹介しましたが、CBD製品中の成分が違えば、効果の現れ方も異なります。効果の出やすさがどのように違うかを比較してみましょう。
3つの中でもっとも高い効果を期待できるのは、「フルスペクトラム」です。THCを含む100種類以上のカンナビノイドが入っているため、CBD単体で用いるよりも高い効果を発揮します。しかし、上記で述べたように、大麻取締法違反にあたることから、日本国内では使用できません。
次に効果が高いのは、「ブロードスペクトラム」です。CBDに加え、その他のカンナビノイドも配合されていますが、THCは入っていません。そのため、日本でも問題なく使用でき、CBD単体の「アイソレート」よりも高い効果を得られます。
3種類あるCBD製品の中から、より高い効果の商品を選びたい方には、「ブロードスペクトラム」がおすすめです。ただし、CBDオイルの効果の現れ方は人それぞれです。副作用として、倦怠感や眠気、めまいなどを感じる場合もあります。
また、高品質な「ブロードスペクトラム」は値段が高い傾向があります。対して、「アイソレート」は比較的安価です。CBD以外の含有成分による副作用の心配もありません。初心者は「アイソレート」から試してみることをおすすめします。
「アイソレート」か「ブロードスペクトラム」のどちらが自分に合っているかを考えて、商品を選びましょう。
コスパの良さをチェック
CBDオイルの効果の高さはもちろんですが、コスパの良さも気になるところではないしょうか?同じ値段の商品でも、CBDの含有量や濃度が違えば、用量や消費スピードは変わってきます。
それぞれの内容量と含有量を見比べて、どちらの方がお得か確認しましょう。
例えば、内容量が10mlでCBD含有量が500mg(5%)のオイルと、内容量が10mlでCBD含有量が300mg(3%)のオイルが同価格がだった場合、単純に考えると前者の方が高コスパです。
品質は商品によって異なるため、抽出法や原料まで詳しくチェックが必要です。そのうえで、コスパの良さも計算してみてください。
メーカーの信頼性を確認
効果の高さやコスパの良さは大事ですが、もっとも重要なのは商品の安全性です。
農薬や有害金属の汚染がなく、信頼できるメーカーの商品を選びましょう。商品を購入する際は、品質管理の情報や第三者機関による成分表を確認するなどの注意が必要です。
上記のように、CBDオイルを選ぶときは、
・効果の現れやすさ
・コスパの良さ
・安全性・信頼性のあるメーカーかどうか
という3つの観点から商品の違いを比べてみてください。そして、自分に合った商品を選びましょう。
CBDオイルの適切な摂取量
どの商品を選ぶかは重要ですが、適切な摂取量を知ることも大切です。
CBDオイル使用後の反応や効果には、個人差があります。体重や代謝の違い、改善したい症状によって、必要な摂取量は異なります。
人によっては、少量で大きな変化を感じることもあります。多く使えば使うほど効果が高いわけではありません。
最初は少量からはじめて、商品パッケージに記載された目安摂取量の範囲で徐々に増やしていくことをおすすめします。体調と相談しながら、目的に合った適量を探しましょう。
まとめ
CBDオイルの種類には、飲むタイプや塗るタイプ、吸うタイプがあります。すばやく効果を感じたい方はスポイトタイプ、気軽に生活に取り入れたい方はカプセルタイプの飲むCBDオイルがおすすめです。局所的に使用したい方は、ロールオンタイプやスプレータイプの塗るCBDオイルを試してみましょう。ベイプを使った吸うCBDオイルは、上級者向けです。
製品タイプだけでなく、CBDオイル自体にも、CBD含有量やフレーバー、抽出法など、さまざまな違いがあります。CBD濃度やその他の含有成分によって、用法・用量や効果の現れ方は異なります。商品パッケージを必ず確認して、自分に合った商品を選びましょう。
また、適切な摂取量には個人差があります。体重や症状によって、適量は異なるため、最初は少なめからはじめてください。徐々に摂取量を増やしていき、自分の体調に合わせた適量を使用しましょう。
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