日本でも話題になっているCBD(カンナビジオール)。
研究でも様々な効果があることが発見され、医療分野などで使われて始めています。
そんなCBDですが、近年ではスポーツ界で注目されており、禁止薬物としてドーピング機関からも禁止薬物から除外されました。
その結果、CBDをトレーニングや大会で利用するスポーツ選手も増えています。
今回は、CBDがスポーツにもたらす効果や実際にCBDを使用しているスポーツ選手をご紹介します。
CBDとはどういったもの?
そもそも、CBDはどういったものなのでしょうか?
CBDは大麻草に含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の一種です。
このCBDを体内に摂取することで、様々な作用をもたらします。
体内には免疫調整や運動機能、感情制御などに関わっているECS(エンド・カンナビノイド・システム)という身体調節機構があります。
CBDを摂取すると、このECSを活性化させて身体調節をしてくれるのです。
体内にもCBDに似た働きをする内因性カンナビノイドと呼ばれるものが存在しますが、ストレスや加齢によってその量は減少していきます。
この症状は「カンナビノイド欠乏症」と呼ばれ、内因性カンナビノイドが減少するとECSの働きを低下してしまいます。
そうなると、身体機能が低下していき、様々な疾患になることが明らかになっています。
CBDはその他にも疼痛効果や睡眠改善など様々な効果があることが研究で分かってきています。
最近では、日本でもてんかん治療薬であるエピディオレックスⓇと呼ばれるCBD医薬品の承認が期待されています。
エピディオレックス®(CBD:カンナビジオール医薬品)承認に関する要望書
https://www.jea-net.jp/wp-content/uploads/2019/09/4486f8b26bf9b304c7197c6cc755db0d.pdf
医薬品に使われるほどのCBDですが、摂取しても重篤な副作用を引き起こすことはありません。
なぜなら、生命機能を司る脳幹などにはCBDに反応する受容体が存在しないためです。
このように様々な効果をもたらすと同時に副作用が少ないCBDは、様々な分野から期待されています。
日本でもCBD専門店が誕生しており、CBDリキッドやCBDオイルなど様々な形に加工されたCBD製品を利用することができます。
CBDはスポーツにどんな効果をもたらすのか?
スポーツ選手は大会で最高のパフォーマンスを出し続けなければ、競技人生を続けることはできません。
しかし、パフォーマンスを出すためには精神状態を安定させる必要があります。
一流と呼ばれる選手でも精神状態を安定させるのは難しく、些細なきっかけで精神が不安定になり、パフォーマンスを発揮できないこともあるでしょう。
そんな時にCBDを利用すると、精神を安定する可能性があります。
CBDには不安を軽減し、精神を安定させる作用があることがわかっています。
外傷後ストレス障害である10歳女児にCBDオイルを投与すると、それまで感じていた不安感が軽減されたという報告があります。
心的外傷後ストレス障害の一部としての小児不安および不眠症に対するカンナビジオールオイルの有効性:症例報告
症状としての不安感が改善できるのですから、スポーツにおける不安感も改善できることが期待できます。
また、CBDには痛みや炎症を軽減する効果も期待できます。
例えば、スポーツ選手であれば激しいトレーニング後に筋肉痛になってしまうことも多いでしょう。
CBDには抗炎症作用と鎮痛効果が研究によって証明されているので、トレーニング後にCBDを摂取すれば筋肉痛による炎症と痛みを抑えて、早期に回復することが期待できます。
カンナビジオールの治療効果とその作用機序
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jalliedhealthsci/9/2/9_112/_pdf/-char/ja
さらに、CBDはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質に結合し、リラックス効果をもたらします。
このリラックス効果は睡眠改善に役立つことがわかっており、CBDを就寝前に摂取すれば良質な睡眠を得やすくなります。
良質な睡眠が得られると成長ホルモンであるメラトニンが分泌され、その抗酸化作用によって細胞の代謝を促して、疲労回復につながります。
このようにCBDはスポーツに取り組む人によって、非常に役立つものです。
CBDはアンチ・ドーピング機関の禁止薬物リストから除外
スポーツではパフォーマンスを一時的に上げるドーピング薬物に関して厳しい規制があります。
その規制を行っているのが、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)です。
2018年1月からWADAは使用禁止薬物リストからCBDを除外しました。
世界保健機関(WHO)やアメリカ食品医薬品局(FDA)のCBDに対する規制緩和が後押しとなり、CBDの除外につながったようです。
これまでCBDを含むカンナビノイドはすべて禁止されており、体内から検出されれば大会への出場禁止など厳しい措置がとられていました。
リスト除外によって、体内からCBDが検出されたとしてもドーピングとみなされることはありません。
ただし、CBD以外のカンナビノイド成分は違反となります。
CBD製品にはCBD単体のみのアイソレート、CBD以外のカンナビノイド成分が含まれるフルスペクトラムなどがあります。
CBD単体でも効果はあります。
ただ、フルスペクトラムはカンナビノイド成分やテルペン類など様々な成分が入っているので、それらの成分の相乗効果によってより大きな効果が期待できます。
スポーツ選手がパフォーマンスを高めるなら、フルスペクトラムでしょう。
しかし、フルスペクトラムは先ほど述べたように他のカンナビノイド成分が含まれています。
たとえ微量に含まれていたとしても、ドーピング検査によっては陽性となる可能性があります。
ドーピング検査に違反しないためにもスポーツ選手専用のCBD製品もしくはCBDアイソレート製品を利用するようにしてください。
CBDを支持するスポーツ選手たち
ここからは、CBDを支持しているスポーツ選手を何人かご紹介します。
総合格闘家:ネイト・ディアス選手
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ネイト・ディアス選手はアメリカ合衆国カリフォルニア州出身の総合格闘家です。
アメリカ合衆国の総合格闘技団体であるUFCに所属しており、トレーニングや試合でのケガを治療するためにCBDを使用しています。
2016年の試合後の会見では、当時ドーピング機関の禁止薬物に指定されていたCBDを吸い、大きな問題となりました。
その時にドーピング機関の調査を受けましたが、結果は問題なく警告処分のみで済んでいます。
その後、WADAのCBD除外によって、ネイト・ディアス選手は堂々とCBDを吸いながらトレーニングや試合を行っています。
さらに、ネイト・ディアス選手はCBDに魅了され、自身のCBDブランドである「Game Up Nutrition」を立ち上げています。
自転車ロードレース:フロイド・ランディス選手
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フロイド・ランディス選手はアメリカ合衆国ペンシルべニア出身の自転車ロードレース選手です。
彼は2006年に受けた人工股関節置換手術後の痛みの対処のため、オピオイド系鎮痛剤の中毒者となってしまいました。
しかし、その中毒から救ってくれたのがCBDです。
CBDを摂取することで腰の痛みを緩和することができ、オピオイド系鎮痛剤の中毒からも脱したのです。
現在はスポーツ選手を引退し、彼と同じようにオピオイド系鎮痛剤の中毒に苦しむアスリートを助けるために、CBD製品会社であるFloyd of Leadvilleを立ち上げ、アスリートを支援しています。
ウルトラマラソンランナー:ブロック・キャノン選手
ブロック・キャノン選手はアメリカ合衆国出身のウルトラマラソンランナーです。
彼は元マウンテンバイクレイサーで、その時に酷使した腰や足の痛みと炎症を抑えるために鎮痛剤を使用していました。
ただ、鎮痛剤への耐性が次第についていき、徐々に過剰なまでの鎮痛剤を服用することに…。
その結果、肝臓が悪くなってしまいました。
そんな時に代替薬として見つけたのが、CBDです。
CBDを使用すれば腰や足の痛みと炎症が緩和され、以前のように鎮痛剤に頼る必要がなくなったのです。
彼もまたCBDの魅力にとりつかれ、Prevail BotanicalsというCBD製品会社を設立しました。
CBDはスポーツでのパフォーマンスを上げる
CBDはスポーツで生じるトラブルを解決し、選手が最大限のパフォーマンスを出せるようにサポートします。
ドーピング薬物からも除外されているため、トレーニングや大会でも安心して使用できるのです。
CBDを使用すればケガの回復も早まりますし、トレーニング後の疲労もとれやすくなります。
スポーツのパフォーマンスが落ちた人、ケガで苦しんでいる人はCBDを利用してみてはいかがでしょうか。
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