片頭痛や生理痛などの慢性的な痛みや、筋肉痛のような突発的な痛み。すべての人が痛みに悩まされた経験を持っているはず。薬に頼るのが一般的ですが、CBDを利用すれば、痛みを緩和することができるかもしれません。本記事では、CBDが持つ鎮痛作用についての説明をはじめ、どんな症状に効果的か、おすすめの製品までを徹底解説していきます。
CBDには鎮痛作用がある
CBDが持つさまざまな効果の中で、あまり知られていないのが鎮痛作用。
頭痛、生理痛、腹痛、腰痛などあらゆる「痛み」に対し、その痛さを和らげる効果を持っています。
以下では、CBDが鎮痛作用を発揮するメカニズム、どんな症状に効果的か、実際の研究例も合わせてご紹介していきます。
そもそもCBDとは?
CBD(カンナビジオール)とは大麻草から抽出される化学物質カンナビノイドの1種。大麻草に含まれるカンナビノイドは100種類以上もあり、その中の主要成分がCBD、そしてTHCだと言われています。
THC(テトラヒドカンナビノール)とは、マリファナや大麻などに含まれている精神活性作用を有する成分。日本では大麻取締法で禁じられている成分です。
一方、CBDには、THCにように精神作用や依存性、中毒性はありません。安全な成分であるのはもちろん、その健康効果が話題を集めている成分なんです。
CBDは、以下のような効果効能を持つと言われています。
- 睡眠補助作用
- 抗不安作用
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 抗菌作用
- リラックス効果
- セルフメディケーション効果
メンタルから痛みに対してまで、万能な効果を持っているということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
では、CBDが鎮痛作用をはじめ、さまざまな効果を発揮するメカニズムとはなんなのか、について以下でお伝えしていきたいと思います。
CBDが鎮痛作用を発揮するメカニズムとは?
私たち人間の誰もがECS(エンド・カンナビノイド・システム)という身体機能を保有しています。
ECSとは、食欲、痛み、感情などの調整機能を持ち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えている身体機能のこと。ECSが正常に機能することで、人間の身体は本来の力を発揮できているのです。
このECS受容体にCBDが作用することで、先述したような多くの健康効果をもたらします。痛みを抑える鎮痛作用があるのも、CBDがECSにアプローチしているからなんです。
2018年に大学博士が発表したレビューでは、
「CBDを含むカンナビノイドは、複数の痛みに作用す効果を持つ」
ということを明らかにしています。
(参考)https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphar.2018.01259/full
CBDが痛みに効果的だということが、複数の研究でも実証されています。
CBDはどんな痛みを伴う症状に効果的?
CBDが痛みに作用するということは理解できたものの、では、具体的にどのような症状に効果的なのでしょうか。以下では、症状名とともにご紹介していきます。
片頭痛
慢性的に悩まされている人も多い片頭痛。CBDは片頭痛を和らげる効果を持つと言われています。
片頭痛持ちの人向けのサプリを開発する米企業アクソン・リリーフ(Axon Relief)は、CBDオイルが片頭痛に効果的だということを、実験結果をもって明らかにしました。
この研究では、片頭痛に悩む105人を対象に、30日間CBDオイルを摂取させ、どれほど症状が緩和するかを見ています。
この研究では、
「CBDオイルを使用した人は、使用前と比べて頭痛を感じる日数が平均3.8日少なく、23%減少した」
という結果が出ました。
つまり、CBDオイルが片頭痛に有効的だということ。
CBDオイルは片頭痛の痛みを和らげると明らかにされたということです。
(参考)https://www.axonrelief.com/cbd-oil-migraines/#new-survey-shows-cbd-has-positive-impact-on-migraine
筋肉痛
運動後に筋肉痛になってしまうのは、筋肉を動かすことで傷ついてしまった筋繊維を細胞が修復しようとしている段階で炎症してしまうから。
CBDは炎症を抑え、鎮静させる効果を持ちます。筋肉痛で痛みを感じる場所にCBDを吸収させれば、痛みをやわらげることができるのです。
生理痛
女性にとって、憂鬱なのが生理痛。生理痛は、経血を体外に押し出す際に、子宮が収縮してしまうことで起こる痛みです。痛みの加減は人それぞれで、軽微な人もいれば、中には立ち上がれないほどに痛みを感じる人も。
これまでに生理痛とCBDの関係に特化した研究は発表されていませんが、CBDが持つ鎮痛作用に関する研究は多くなされてきました。
これは、つまり、CBDは生理痛にも効果的だとの可能性が示されている、ということ。
実際に、アメリカでは生理痛の緩和に特化したCBD製品が立ち上げられているほど。CBDの生理痛への作用に期待が寄せられているんです。
関節炎
関節炎は、加齢や肥満などが原因で、関節への負担が生じ、痛みや腫れを引き起こしてしまう症状のこと。CBDは、この関節炎で生じる痛みにも効果的だと言われています。
アメリカの関節炎財団が行った調査によると、
調査対象の2600人以上の関節炎患者のうち、
- 29%がCBDを使用している
- そのうちの約8割が関節炎の症状を緩和するためにCBDを使用している
ということが明らかになりました。
これはつまり、痛みに悩む患者が実際にCBDの効果を実感しているということです。
CBDが関節炎に作用する具体的なメカニズムは実証されていないものの、CBDが痛みに効果を発揮するということが理解できたのではないでしょうか。
CBDの副作用はある?
使用にあたり、心配なのが副作用の有無ですよね。CBDの副作用についてお伝えしたいと思います。
結論から言うと、CBDに重大な副作用はありません。しかし、稀に以下のような症状を伴う場合があります。
- 倦怠感
- 下痢
- 食欲減少
- 体重の変化
また、CBDは服用している薬と相互反応をしてしまう可能性もあります。
服用の際には、定められている用法容量を守ること、そして、薬をすでに服用している人の場合は、医師に相談のうえ服用するようにしましょう。
CBDと鎮痛剤の違い
CBDと既存の鎮痛剤の違いは、ずばり医薬品であるか否かということ。CBDには症状を改善するさまざまな効果が明らかにされていますが、効果の確証にいたる研究はまだ不足している状態です。
薬でなく、CBDがおすすめな人は、
- 薬には頼らずに痛みを軽減したい人
- 薬への依存が怖い人
- 薬の成分が合わない人
です。
CBDの研究はまだこれから多くなり、医療業界への浸透も予見されます。CBDが薬とは異なるアプローチで人々にとって欠かせなくなる日がくるかもしれません。
痛みにおすすめのCBD製品
ここからは、痛みにおすすめのCBD製品についてご紹介します。痛みを解消するためにCBDの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
CBDオイル
CBD製品のなかで最も数が多いとされるCBDオイル。痛みを軽減するためにCBDオイルを取り入れるなら、舌下接種がおすすめです。
舌下摂取とは
舌下接種とは、舌の裏に直接オイルをたらして成分を吸収する摂取方法のこと。CBDオイルを舌裏に垂らし、90秒~2分ほど経過してから飲み込みます。舌の裏の粘膜には血管が多く通っているため、吸収されたのち全身に成分が行きわたりやすく、即効性が高いのが特徴です。
CBDオイルは、痛みを感じたその時ではなく、日常的に摂取するのが◎。毎日取り入れることで、徐々に体を整えていき、不調を改善へ導きます。
CBDクリーム
CBDクリームは、その名の通り、CBDが含まれているクリームのこと。一般的なクリームのように、痛みが気になる場所に直接塗布することで、症状を緩和します。
例えば、生理痛であればお腹、筋肉痛であれば痛みを感じる箇所、などです。
CBDオイルが体全体に吸収され、作用するのに対し、CBDクリームは局所的に効果を発揮します。マッサージをしながら塗り込むのもおすすめです。
まとめ
CBDの鎮痛作用はさまざまな症状に効果をもたらしますが、薬のように絶対的な効果はありません。しかし、CBDの市場がより拡大するにつれ、研究対象となり、CBDの効果効能がより詳しく実証されることが予測されます。
そして、これまで、薬に頼るしかなかった痛みに対して、新しいアプローチとしてCBDが手放せない存在になるときがくるかもしれません。CBDのこれからに期待したいところですね。
【PR】デジタルウェルビーイングに着目した新健康習慣
忙しい毎日を送るあなたへ。
情報過多な時代に生きる現代人のために、リラックスタイムを充実させ、日々の生活に必要な栄養素を取り入れることで、健やかな毎日を応援します。
手軽なソフトカプセルで苦味がなく、ゆっくりとCBDをお楽しみいただけます。
【PR】オンライン診療サービス Go Slow Wellness Doc
利用者が自宅や外出先からスマートフォンを通じて簡単に医師と対面診療を受けることができ、処方薬も最短当日で配送されるため、迅速かつ便利な医療ケアを提供します。
サービスの利用は週末の22時まで対応し、睡眠障害、ストレス、PMS(生理前症候群)、更年期障害、肌トラブル、エイジングケアなど幅広い健康問題に対応します。